１．学生作品上映「インターリンク＝学生映像作品展 （ISMIE2024）」

日本国内の映像系の大学・専門学校 19校の学校推薦による優秀作品を集めた「インターリンク＝学生映像作品展（ISMIE2024）」が開催されます。

成安造形大学からは情報デザイン領域の映像コース4年の脇江 夏美さんと昨年度の卒業生、北村 嘉久（よしひさ）さんの映像作品が上映されます。

今年で第18回となる「インターリンク：学生映像作品展 （ISMIE2024)」は日本映像学会・映像表現研究会が主催する映画祭です。開催の趣旨は、それぞれの教育機関で映像制作に励む学生同士が、互いの作品を観る機会を増やしていくことにあります。同時に、この作品展を通して、今日的な問題意識の差異や共通性を見出し、見識を深めていく、そのような交流の場となることを願うものです。また、それらの出来事が一つの刺激となって、映像表現の裾野が少しでも広がり、奥行きを持つようになることを願うものでもあります。

以下、オンラインでの配信上映をしています。ぜひご覧ください。

オンライン上映・視聴リンク「インターリンク：学生映像作品展 （ISMIE2024） 」
https://sites.google.com/view/ismie2024

動画視聴期間 ：2024年12月11日（水）〜2025年 1月31日（金）

◆上映作品

1)「Promise」脇江 夏美　4分19秒　2024年

この作品は情報デザイン領域・映像コース3年生のドラマ課題として制作されました。
課題の目的は「夢」を題材に人間の内面に隠された本音や願望などをドラマで表現することです。テーマは友情の大切さです。友人の死を、受け入れられず葛藤する主人公が、夢に現れる友人と再会することで、葛藤を解決する物語です。

2)「氷解」（英文タイトル：Metamorphose）北村 嘉久　6分45秒　2023年

卒業制作作品。氷が溶けていく過程の中で生じる動き、質感、泡、水滴などの変化を観察し、普段気付かない氷の溶ける美しさを表現しました。
イタリアで開催された「第9回イブリダ・フェスティバル」の国際部門で最優秀作品賞を受賞し、ブラジルのアルフレード・ヘルツォーク・ビデオアート・コレクションに作品収蔵されました。その他、４ヵ国の映画祭で入選しています。

北村さんの受賞についての詳細は以下、過去の記事から読む事ができます。

「卒業生受賞：第9回イブリダ・フェスティバル、イタリア」
http://mediadesignlab.net/archives/5460

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【参加校一覧】（五十音順）

愛知県立芸術大学
イメージフォーラム映像研究所
桜美林大学 芸術文化学群 ビジュアル・アーツ専修
大阪経済大学
大阪芸術大学
大阪電気通信大学
九州産業大学芸術学部芸術表現学科
京都芸術大学 大学院
京都精華大学
尚美学園大学
情報科学芸術大学院大学［IAMAS］
椙山女学園大学
成安造形大学　情報デザイン領域
玉川大学芸術学部
東京工芸大学芸術学部
名古屋学芸大学メディア造形学部 / 大学院メディア造形研究科
日本大学芸術学部
文教大学情報学部メディア表現学科
北海道教育大学　芸術・スポーツ文化学科
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２．卒業生インタビュー記事、アートマガジン「JULIET」（ジュリエット）、イタリア

イタリアのアートマガジン「JULIET」（ジュリエット）に北村嘉久(よしひさ)さんのインタビューが掲載されました。「JULIET」は1980年創刊のアートマガジンで、隔月刊の印刷版マガジンに加え、オンライン・マガジンによって現代のイタリアのアートシーンの状況を中心に発信しています。

北村さんはイタリアで2024年9月に開催された実験映画祭「第9回イブリダ・フェスティバル」で国際部門の最優秀作品賞を受賞しました。今回のインタビューは北村さんの受賞作品の取材のために行われました。北村さんは受賞作品の発想と制作方法、成安造形大学の卒業制作について述べています。

以下、リンクからインタビュー記事（英語・イタリア語）を閲覧できます。

記事名「フォルリのイブリダフェスティバル国際賞受賞者、北村嘉久との対談」
In conversation with Yoshihisa Kitamura, winner of the International Forlì Ibrida Festival Prize

https://www.juliet-artmagazine.com/en/in-conversation-with-yoshihisa-kitamura-winner-of-the-international-forli-ibrida-festival-prize/