情報デザイン領域主催 講演会


 

「インフラとしての文字」
講師:鳥海 修 氏

2022年7月2日(土)14:00-16:00
場所:成安造形大学 聚英ホール
 

「人の手でデザインする以上、文字には必ずその人の人間性が宿る。個性を抑えた文字を作るのはとても難しいが、そうして作られた書体がインフラとなり、文化の礎となる」
——鳥海修
 
駅や道路の看板、本、PCやスマートフォン……私たちの生活は文字で溢れています。
文字は当たり前のように存在していますが、これらの書体は人の手によって一文字ずつデザインされています。
鳥海修氏は、40年以上にわたり書体設計士として100以上もの書体の誕生に関わられてきました。文字の歴史や文化を重視しながらも、メディア環境の変化に対応した書体開発を実践されています。この講演会では鳥海氏をお迎えし、「インフラとしての文字」をテーマに社会生活の基盤である書体がどのように生み出されているのか、書体開発背景のお話を交えながらご講演いただきます。
 

※一般の方もご参加いただけます。

 
鳥海修(とりのうみ おさむ)。1955年山形県生まれ。鳥海山の麓で育つ。書体設計士。多摩美術大学卒業後、1979年株式会社写研入社。1989年に有限会社字游工房を鈴木勉、片田啓一の3名で設立。1998〜2019年まで同社代表取締役。株式会社SCREENグラフィックソリューションズのヒラギノシリーズ、こぶりなゴシックなどを委託制作。一方、自社ブランドとして游書体ライブラリーの游明朝体、游ゴシック体など、ベーシック書体を中心に100以上の開発に携わる。2002年に第一回佐藤敬之輔賞、2005年にグッドデザイン賞、2008年に東京TDCタイプデザイン賞を受賞。著書に「文字を作る仕事」(日本エッセイスト・クラブ賞受賞)、「本をつくる」(共著)がある。現在、私塾「松本文字塾」塾長。
 

※入場に関する注意事項とお願い
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