2020.11.19 卒業生受賞:ガガーリン・ドック国際学生映画祭(ロシア) ロシアのサラトフで開催された第4回ガガーリン・ドック国際学生映画祭に成安造形大学・メディアデザイン領域、映像・放送コース卒業生(2018年度)の沖田莉紗(おきた りさ)さんの作品「SPACE (原題:THE COSMOS)」が最優秀作品賞を受賞しました。 4つのテーマ部門から最優秀作品が1作品が選ばれます。今年は世界中から652作品が応募されました。 沖田さんの作品は「幸福感または想像空間<EUPHORIA OR IMAGINARY SPACE>部門」で審査され約163倍の競合を経て受賞しました。 沖田さんの他、日本からは東京芸術大学の ゆはらかずき氏の『MOWB』が参加し、グランプリを受賞しました。 今回はコロナ感染症拡大防止のためオンラインで映画祭が開催されました。以下、公式の映画祭の受賞報告ページ。沖田さんの「SPACE (原題:THE COSMOS)」についての紹介記事と受賞作品を視聴できます。 再生時間2分1秒。 https://gagarin.bm.digital/article/1098626621481706002/open-screenings-of-the-competition-laureates オンラインで行われた授賞式(1時間)のビデオで沖田さんの作品が紹介されました。 42分52秒からプレゼンが開始し、43分35秒のところから作品がダイジェストで上映されます。 https://www.youtube.com/watch?v=RaibONvj1iE&feature=emb_logo 受賞作品「THE COSMOS」沖田莉紗 第4回ガガーリン・ドック国際学生映画祭(ロシア) (The 4th Gagarin.doc International Student Film Festival ) 受賞名:The main award in the category 《 EUPHORIA OR IMAGINARY SPACE 》 開催期間:2020年10月4日–11月6日 場所:サラトフ、ロシアこの映画祭は2017年より開催されている国際学生映画祭でサラトフ国立大学を拠点に開催されています。 科学と宇宙をテーマに科学と芸術の2つの視点から新たな表現を創造することを目的としています。 サラトフは文化や科学研究の面でも豊かな街です。 サラトフ国立大学、サラトフ国立社会経済大学、ほか多くの科学技術系の大学や研究所があり産業を支えています。 受賞作品「THE COSMOS」は3台のテレビモニターを会場壁面に設営した映像インスタレーションとして制作されました。 今回はスクリーン上映用として1つの画面内に再編集したものです。作品のテーマは「宇宙の始まり」です。宇宙は、時間も空間もエネルギーもない『無』から誕生したと言われており、それを水滴という日常的な小宇宙と重ねています。 映像は、静(水滴が静かに誕生する映像)と動(水滴が盛んに動く映像)の二部で構成されています。 この作品は卒業制作でインスタレーションとして発表された後、総合デザイナー協会(DAS)と毎日新聞社が主催する「第50回毎日・DAS学生デザイン賞「金の卵賞」でグラフィック部門の1位を受賞しています。