本学メディアデザイン領域、映像・放送コース卒業生の2名の学生がロシアと北九州市の映像祭に入選し
1 )第4回ガガーリン・ドック国際学生映画祭(ロシア)
ロシアのサラトフで開催された第4回ガガーリン・ドック国際学生映画祭に本学・メディアデザイン領域、映像・放送コース卒業生(2018年度)の沖田莉紗(おきた りさ)さんの作品「THE COSMOS」(ザ・コスモス)が入選しました。
映画祭はドキュメンタリー、ドラマ、アニメーション、ビデオアートなど複数のテーマ別にプログラムされ、沖田さんの作品はビデオアートのカテゴリーでの入選です。
今回はコロナ感染症拡大防止のためオンラインで映画祭が開催されています。
以下、公式の映画祭のページで「THE COSMOS」と他の出品作品を視聴できます。
ただし配信の期間が10月30日までの予定です。(11/6の場合も有) 再生時間2分1秒。
https://gagarin.bm.digital/
第4回ガガーリン・ドック国際学生映画祭(ロシア)(The 4th Gagarin.doc International Student Film Festival )
日時:2020年10月4日–11月6日
場所:サラトフ、ロシア
この映画祭は2017年より開催されている国際学生映画祭でサラトフ国立大学を拠点に開催されています。科学と宇宙をテーマに
科学と芸術の2つの視点から新たな表現を創造することを目的としています。
サラトフ は、ロシア連邦の都市。ヴォルガ川有数の河港を持つほか、鉄道が通る交通の要衝で、ソ連時代以来の工業、文化、教育の中心地です。
入選作品「THE COSMOS」は3台のテレビモニターを会場壁面に設営した映像インスタレーションとして制作されました。
今回はスクリーン上映用として1つの画面内に再編集したものです。
作品のテーマは「宇宙の始まり」です。宇宙は、時間も空間もエネルギーもない『無』から誕生したと言われており、それを水滴という日常的な小宇宙と重ねています。
映像は、静(水滴が静かに誕生する映像)と動(水滴が盛んに動く映像)の二部で構成されています。
この作品は卒業制作でインスタレーションとして発表された後、総合デザイナー協会(DAS)と毎日新聞社が主催する
「第50回毎日・DAS学生デザイン賞「金の卵賞」」でグラフィック部門の1位を受賞しています。
2 )第1回ライジング・サン国際映画祭、北九州市
北九州市で開催される「第1回ライジング・サン国際映画祭」に本学・メディアデザイン領域、映像・放送コース卒業生(2019年度)の百瀬里菜さんの作品「CRADLE LILYBLUE」(クレイドル・リリーブルー)が入選しました。
この映画祭は今年初めて開催される国際コンテストです。 世界から応募された20ヵ国、60を超えるショートフィルムが上映されます。
第1回ライジング・サン国際映画祭、< Rising Sun International Film Festival >
日時:2020年11月06日–11月08日
場所:ブリックホール、北九州市
プログラム(「CRADLE LILYBLUE」が11月7日(土)18:00の回に掲載されています。)
https://risingsunfest.com/
上映作品「CRADLE LILYBLUE」は2019年の卒業制作として制作された夢を題材とした7分のドラマです
実写とアニメーションで構成される作品は、本学のコスチューム・デザイン・コース学生の創作した衣装やイラストレーション領域の学生のイラストの提供などの協力で制作されています。
ドラマはセリフや字幕を使わず、映像と音楽のみで演出され、アニメーションと実写を組み合わせた独自の演出をしています。百瀬さんは自分の作品表現について「やわらかなゆりかごのような夢を撮る」と述べています。
物語は2人の少女が、かつて地球から月へ移り住んだ女性の意志を継ぎ、かつての女性のいた月にたどり着くまでが描かれています。
入選作品「CRADLE LILYBLUE」(クレイドル・リリーブルー)の動画ダイジェスト版(1分)が以下、百瀬さんのWEBサイトから視聴できます。
https://vimeo.com/394817310