本学・メディアデザイン領域、映像・放送コース卒業生の百瀬里菜さんの作品「CRADLE LILYBLUE」(クレイドル・リリーブルー)がスペインとフィンランドで開催される以下2つの映画祭で入選しました。
第32回ジローナ映画祭
◆第32回ジローナ映画祭(スペイン) ◆
この映画祭は1988年より開催されている国際映画祭です。開催都市は州都バルセロナのあるカタルーニャ州ジローナです。 世界から応募されたドラマ、ドキュメンタリー、アニメーション、MVなど8部門でプログラムが構成されていますが、百瀬さんは実験映画を対象とした「ビデオクリエイション部門」に入選しました。
第32回ジローナ映画祭<32nd Girona Film Festival>
日程:2020年11月3日-11月7日
場所:スペイン・カタルーニャ州ジローナ
ジローナ映画祭のWEBサイトのカタログに掲載された百瀬さん作品の紹介ページは以下をご覧ください。
https://www.gironafilmfestival.com/cuna-lilyblue/
***
第5回ビデオアートフェスティバル・トゥルク
◆ 第5回ビデオアートフェスティバル・トゥルク(フィンランド) ◆
この映画祭は2016年よりフィンランドのトゥルクで開催されている国際映像祭です。既存の映像表現とは異なる手法やコンセプトで表現される実験的な映像(ビデオアート)を対象とした映像祭です。毎年、開催都市の映画館やビルディングの壁面、移動する車両を上映場所するなど都市環境を活用するユニークな映像祭です。
第5回ビデオアート・フェスティバル・トゥルク<Video Art Festival Turku (VAFT)>
日時:2020年11月05日-11月08日
場所:フィンランド、トゥルク(Turku )
ビデオアートフェスティバル・トゥルクに掲載された百瀬さん作品の紹介ページは以下をご覧ください。
入選作品「CRADLE LILYBLUE」百瀬里菜
百瀬里菜さんは独自のドラマの表現を探求し、既存の演出手法や価値感に囚われない作品表現を制作し、国内外で高く評価されています。
昨年はアメリカの国際学生映画祭で最優秀作品を受賞した他、東京ビデオフェスティバルでも受賞しています。
上映作品「CRADLE LILYBLUE」(クレイドル・リリーブルー)は2019年の卒業制作として制作された夢を題材とした7分のドラマです
実写とアニメーションで構成される作品は、本学のコスチューム・デザイン・コース学生の創作した衣装やイラストレーション領域の学生のイラストの提供などの協力で制作されています。
ドラマはセリフや字幕を使わず、映像と音楽のみで演出され、アニメーションと実写を組み合わせた独自の演出をしています。百瀬さんは自分の作品表現について「やわらかなゆりかごのような夢を撮る」と述べています。
物語は2人の少女が、かつて地球から月へ移り住んだ女性の意志を継ぎ、かつての女性のいた月にたどり着くまでが描かれています。
***
受賞作品「CRADLE LILYBLUE」(クレイドル・リリーブルー)の動画ダイジェスト版(1分)が以下、百瀬さんのWEBサイトから視聴できます。
***
百瀬さんの過去の作品受賞ニュースについては、以下をご覧ください。
学生作品受賞:ジョサイア・メディア・フェスティバル /アメリカ、他(2019年10月22日)
http://mediadesignlab.net/archives/3266
昨年のジローナ映画祭の会場風景
昨年のビデオアート・フェスティバル・トゥルクの上映風景