情報デザイン領域・櫻井宏哉教授が「第21回文化庁メディア芸術祭」アート部門にて審査委員会推薦作品に選出されました。作品は水の躍動感をテーマにした映像作品「The Stream VIII(ザ・ストリーム・エイト)」です。
文化庁メディア芸術祭はアート、エンターテインメント、アニメー ション、マンガの4部門からなる文化庁が主催する国際コンペティションです。第21回は世界98の国と地域から4,192点の応募があり167作品が受賞および審査委員会推薦作品として選出されました。
第21回文化庁メディア芸術祭
会期:2018年6月13日(水)~24日(日)
会場:国立新美術館(東京・六本木)
櫻井教授「The Streams VIII」紹介ページ(文化庁メディア芸術祭のWEBサイトより)
http://festival.j-mediaarts.jp/works/art/the-stream-viii/
上映スケジュール(アート部門):
国立新美術館 [3F 講堂]
6月13日(水)11:15 – 12:10
6月15日(金)13:55 – 14:50
6月18日(月)11:45 – 12:40
櫻井宏哉「The Stream VIII」6分56秒 2017年
「The Stream VIII」は、櫻井教授が7年前より制作を続けている水の躍動感をテーマとした映像作品です。京都、宇治市にある水田の水路内を防水仕様のビデオカメラで水中撮影しています。水の躍動を伝える藻を主なモチーフとして、その動きをバレエに見立てて表現しています。
またサウンドトラックは全て水田で録音された音響を素材として用い、編集の時、イコライザーを通し人の声に近い周波数だけ残しコーラスのような音色に加工しています。
櫻井教授「The Streams VIII」ダイジェスト版(1分)は以下で視聴できます。
なお今年の「文化庁メディア芸術祭」の部門別の大賞作品は以下でした。
アート部門:チュニジア出身のヘイサム・ザカリアによる映像インスタレーション『Interstices / Opus I – Opus II』。
エンターテインメント部門:上田文人が監督とゲームデザインを担当したアドベンチャーゲーム『人喰いの大鷲トリコ』。
アニメーション部門:片渕須直監督『この世界の片隅に』、湯浅政明監督『夜明け告げるルーのうた』の2作品。
マンガ部門:池辺葵の短編集『ねぇ、ママ』。
櫻井宏哉「The Stream VIII」6分56秒 2017年